09年11月10日(火曜日) 中日新聞

中部の倒産0.5%増213件

10月

東京商工リサーチ名古屋支社が9日発表した中部9県(愛知、岐阜、三重、静岡、富山、石川、福井、滋賀、長野)の10月の企業倒産動向(負債額1000万円以上)によると、倒産件数は前年同月比0.5%増の213件、負債総額は25.0%減の474億円だった。

中小零細企業などの小口倒産の増加で、件数が3ヶ月ぶりに200件を超えた。業種別では建設業が66件で最多。製造業44件、サービス業など12件と続いた。負債総額は減少した。

同支社は今後の見通しについて「資金繰りが厳しくなる年末に向けて倒産続発が心配される」と話している。