09年11月6日(金曜日) 中日新聞

トヨタの営業赤字半減へ

10年3月期3500億円 エコカー伸びる

トヨタ自動車は5日、2010年3月期連結決算(米国会計基準)の業績予想を発表し、本業のもうけを示す営業損益の赤字額を8月に予想した7500億円から3500億円に上方修正した。日米欧の買い替え補助制度などで販売台数が上向いたことや、経費節減などの経営努力が増益の効果を生んだ。トヨタは円高の長期化などを前提にした収益構造の改革を進め、11年3月期での黒字化を目指す。

トヨタは当初、10年3月期の営業損益の赤字額が、09年3月期の4610億円から大きく拡大すると予想していたが、エコカーの販売増などが収益見通しを押し上げた。ただ、一丸陽一郎副社長は「多くの国で需要喚起策が終わる」と延べ、先行きの見通しには慎重な姿勢を示した。

売上高は16兆8000億円の予想から18兆円に上方修正。純損益の赤字額の見通しは、4500億円から2600億円に変更した。ダイハツ工業、日野自動車を含む10年3月期の連結販売台数は、660万台から43万台増の703万台に引き上げた。